平成11年5月22日(土)
各社:環境定期券制度を導入

岡山県主要バス会社8社 (岡電バス・両備バス・下電バス・中鉄バス・JRバス(岡山県内)・宇野バス ・井笠鉄道バス・備北バス)環境定期券制度が導入されました。 これは、通勤定期券 (通学定期・小児定期・持参式定期などは不可) の所持者及びその家族 (祖父母・両親・配偶者・兄弟・姉妹・子供。 人数制限はなく、申告制。家族は定期券面本人様と同乗する場合のみ有効)土曜・日曜・祝日・お盆・年末年始 (お盆・年末年始の適用期間は、バス会社によって異なります) 通常の路線バス (定期観光・催事等の臨時バス・高速バスなどは不可) を利用する場合に、 運賃が現金100円 (回数券・バスカードは不可。また、小学生以下の子供50円。 割引運賃適用者=障害者等=は大人50円、子供30円) となる制度です。例えば次のようになります。
例1 岡山駅~労災病院の岡電バス通勤定期券をお持ちの方が、
日曜日に家族(大人1人子供2人)と
岡山駅~労災病院(通常運賃:大人片道390円)の区間で岡電バスに乗車する場合。
 ・本人様の運賃:0円(定期券区間内なので)
 ・家族(大人1人)の運賃:100円
 ・家族(子供2人)の運賃:50×2円

 【合計】200円(片道運賃)

例2 岡山駅~興陽高校の両備バス通勤定期券をお持ちの方が、
土曜日に家族(大人1人子供2人)と
岡山駅~渋川(通常運賃:大人片道930円)の区間で両備バスに乗車する場合。
 ・本人様の運賃:100円(定期券区間外なので)
 ・家族(大人1人)の運賃:100円
 ・家族(子供2人)の運賃:50×2円

 【合計】300円(片道運賃)

なお、バス会社別の詳細は、次の通りです。

バス会社 岡電バス両備バス 下電バスJRバス 中鉄バス宇野バス 備北バス井笠バス
適用日 土曜日・日曜日・祝日 (未調査)
年末年始
(12月25日~翌1月7日)
年末年始
(12月29日~翌1月3日)
お盆休み
(8月12日~8月16日)
お盆休み
(8月13日~8月15日)

下電バスに関する注意事項
適用路線

例外事項
について
次のバスは、通常の路線バスですが、環境定期券の利用対象にはなりません。
・JR児島駅~(瀬戸大橋経由)~与島・京阪フィッシャーマンズワーフ線
(この路線は香川県の琴参バスと共同運行しているため、 環境定期券のご利用はできません。
なお、環境定期券とは関係ありませんが、 この区間では下電バス・琴参バスの回数券が相互にご利用頂けます。 ただし、岡山県各社共通バスカードはご利用頂けません。)
中鉄バスに関する注意事項
適用路線

適用除外路線

例外事項
について
次のバスは、催事バス・高速バスですが、環境定期券の利用対象となります。
・催事の臨時バスのうち、花火大会 及び 正月の岡山~稲荷山 のバス
・岡山~真庭(ロマンチックロード)の高速バスのうち、 岡山~岡山商大前 及び 落合IC~蒜山高原 の区間
次のバスは、通常の路線バスですが、環境定期券の利用対象にはなりません。
・空港連絡特急バス(各地~岡山空港)
(普通便=各停=の岡山~岡山空港のバスでは、ご利用頂けます。)
運賃の例外
について
中鉄バスでは長距離路線が多いため、 環境定期券の利用可能な区間でも、大人一律100円ではなく、 区間によって運賃が変わるようになっています。 なお、通常大人運賃が490円までの区間については、 環境定期券によって大人100円になります。 それ以上(通常大人運賃が500円以上)の区間については、 次の表をご覧下さい。
通常大人運賃(片道) 環境定期券利用による運賃
大人
(中学生以上)
小人
(小学生以下)
割引運賃適用者
大人 小人
150~ 490円 100円50円50円30円
500~ 990円 200円100円100円50円
1,000~1,490円 300円150円150円80円
1,500~1,990円 400円200円200円100円
2,000~2,490円 500円250円250円130円
2,500~2,990円 600円300円300円150円
3,000~円 700円350円350円180円