平成15年12月21日(日)
岡電バス:津高台団地・半田山ハイツ線や免許センター線への参入を含む大幅ダイヤ改正、岡山駅バスターミナルでの乗場変更

岡電バス全線で大幅なダイヤ改正を行うとともに、岡山駅での乗場が一部変更になります。 他社共同路線(岡山駅~中庄駅線)なども一部時刻が変更されます。 主な変更点は次の通りです。
【備考】
大幅な便数変更や経路変更など特徴的なもののみ記載しています。下記以外でも、便数はそれほど変わらないものの大幅に時刻が変更される区間があります。ご注意下さい。

岡山駅バスターミナルでの岡電バス乗場変更点
行先 ~H.1512/20(土)まで H.15.12/21(日)より 備考
(ノンストップ)岡山空港行なし
(新規参入)
H.15.12.19(金)より
3乗場
既存の中鉄バスは
1乗場
福島・築港元町 [10]行
福島・中央市場 [11]行
3乗場3乗場(変更なし)
県庁・岡電高屋行3乗場4乗場※1
カルチャーパーク
・岡南飛行場 [41]行
3乗場5乗場※2
津高台団地・半田山ハイツ [56]行なし
(新規参入)
7乗場既存の中鉄バスは
13乗場
(快速)免許センター [66]行
(特急)免許センター行
なし
(新規参入)
7乗場
※1:3乗場に岡電バス岡山空港行が発着するための措置です。
※2:岡山空港と岡南飛行場の混同による誤乗車を防止するための措置です。

岡電バスダイヤ改正による主な変更点
岡南方面
(岡山市内南部)
労災病院線の大幅増便・急行の停車バス停増加・終バス変更
大幅増便/労災病院線は「急行天満屋経由」と「(各停)市役所経由」があり、運行便数は、(旧)1時間に約5本(急行天満屋経由3本+市役所経由2本)ですが、 これが、(新)1時間に約6本(急行天満屋経由3本+市役所経由3本)に増便されます。
急行の停車バス停増加/急行労災病院線が新たに「岡山駅前(ダイエー・ドレミの街前:下りのみ停車)」、「NTT岡山前」、「十日市」、「十日市南」に停車するようになります。 これにより急行労災病院線の停車バス停は、岡山駅、岡山駅前(下りのみ停車)、NTT岡山前、天満屋、新西大寺町筋、清輝橋 及び 清輝橋~労災病院間の各バス停になります。
終バス変更/急行労災病院行は、洲崎~労災病院間で原則として左回り循環運行(洲崎→松浜町→労災病院→並木町→洲崎)を行っており、 終便に限り循環途中の築港栄町止ですが、これがさらに手前のひかり幼稚園止(労災病院の2つ先)になります。 そのため急行労災病院行の終バスで築港新町、あけぼの町方面へ行くことが出来ません。ご注意下さい。
岡南飛行場行の運行時間拡大
岡山駅発→岡南飛行場行の終バス時刻が、従来に比べやや遅くなるとともに、岡南飛行場→岡山駅行の始発バス時刻も早くなります。詳しくは次の通りです。
[岡山駅発→岡南飛行場行の終バス時刻]
(改正前) 岡山駅発 (平日) 21:55、(土曜・日祝) 21:35
(改正後) 岡山駅発 (平日) 22:10、(土曜・日祝) 21:45
[岡南飛行場発→岡山駅行の始発バス時刻]
(改正前) 岡南飛行場・慈圭病院発 (平日) xxxx→6:25、(土曜) xxxx→6:28、(日祝) 7:05→7:08
(改正後) 岡南飛行場・慈圭病院発 (平日) 6:18→6:21、(土曜) 6:25→6:28、(日祝) 6:25→6:28
 矢印(→)の前が岡南飛行場、後が慈圭病院の時刻(xxxxは慈圭病院始発便)
天満屋・岡山駅~新保西線の大幅増便・終バス延長
便数・始発・終発時刻/
[天満屋・岡山駅発→新保西行]
(改正前) 天満屋発 (平日)7:31~19:23の間 14便、(土曜・日祝)7:27~19:20の間 11便
(改正後) 天満屋発 (平日)7:20~21:20の間 19便、(土曜・日祝)7:25~21:15の間 16便
 備考/岡山駅は、天満屋発の約9分後
[新保西発→岡山駅・天満屋行]
(改正前) 新保西発 (平日)7:00~18:50の間 14便、(土曜・日祝)7:00~18:45の間 11便
(改正後) 新保西発 (平日)6:45~20:45の間 21便、(土曜・日祝)7:00~20:40の間 17便
 備考/平日の新保西発 6:45~8:30の間は約20分間隔運行(増便)となります。
福島・築港元町線、中央市場線の一部減便と全便循環運行の復活
減便/築港元町線、中央市場線の運行本数(両線の合計)が、(旧)1時間に約2~3本 → (新)1時間に約2本 に減便されています。ご注意下さい。
循環/築港元町行は、洲崎~築港元町間で原則として右回り循環運行(洲崎→福島→海岸通り→築港元町→洲崎)を行っており、 終便を含む一部便に限り循環途中の築港元町になっていましたが、これが全便循環運行(築港元町行は全便、築港元町を越えて千鳥町・三浜町まで乗車可能)になります。
市役所経由大東線の減便
日赤・当新田・大東行は、天満屋経由便(1時間に2~4本)と市役所経由便(1時間に1~2本)がありましたが、このうち「市役所経由便」が1時間に約1本に減便されます(ただし通勤時間帯を除く)。 減便分は、市役所経由労災病院線の増便に割当てられる形になります。
青江循環線
青江循環線(岡山駅→市役所→富田→新保東→青江北→日赤→清輝橋→天満屋→岡山駅)が土曜・日祝の夕方2便のみの運行になります。平日運休になります。
津高営業所
方面
(特急・快速)岡山駅~免許センター線の新設(平日のみ運行)
運行経路1(特急)/岡山駅~(この間ノンストップ)~免許センター
運行経路2(快速)/岡山駅~(各停)~津高営業所~中原~(この間ノンストップ)~免許センター
便数/
[岡山駅BT(7乗場)発→免許センター行]
岡山駅発 7:35~13:20の間、計9便(特急1便+快速8便)
[免許センター発→岡山駅行]
免許センター発 11:12~17:05の間、計8便(特急2便+快速6便)
備考/免許センター方面は別途、中鉄バスが各停便を従来より運行しています。
津高台団地・半田山ハイツ線への参入
妙善寺・三野~天満屋(NTT)~岡山駅~津高営業所線のうち、三野発着便の大部分を、津高営業所を越えて津高台団地・半田山ハイツまで運行するように延伸します。 さらに大学病院発着便(大学病院前~市役所~岡山駅~津高営業所~津高台団地・半田山ハイツ)も新設します。
ご注意1/大学病院~津高台団地・半田山ハイツ線は平日のみの運行で便数は大学病院発が2便、大学病院行が8便です。この便が利用できない場合は岡山駅で乗換となります。
ご注意2/三野~津高台団地・半田山ハイツ線は、岡電バス津高営業所本線と同じく、岡山駅~天満屋(NTT)間は「(三野行)農業会館前経由、(津高台団地・半田山ハイツ行)田町2丁目経由」での運行となり、既存の中鉄バスとは経路が異なります。
ご注意3/三野行は9:30~17:00のみ天満屋に入ります。津高台団地・半田山ハイツ行は9:30~終便が天満屋に入ります。それ以外の時間帯はNTT岡山前バス停をご利用下さい。
備考/津高台団地・半田山ハイツ方面へは別途、中鉄バスが従来より中鉄BC~岡山駅~津高台団地・半田山ハイツの経路で運行しています。
津高営業所→駅西口行の運行日拡大
津高営業所→スポーツセンター経由→駅西口は、従来は平日に1日数本運行されていましたが、 これが、平日のみでなく、土曜・日祝も運行されるようになります(運行時刻は平日と土曜・日祝で異なります)。 津高営業所方面から岡山駅方面へお急ぎの方はこの便が便利です。
備考1/逆方向(岡山駅からのスポーツセンター経由津高営業所行)は、従来通り全便が岡山駅正面口発着です。
備考2/津高営業所と岡山駅「西口」を結ぶ便は、別途、中央病院経由もあります(1時間に約1本運行)。
妙善寺・三野・
岡大・理大方面
妙善寺→岡山駅→県庁線の新設(平日の朝1便のみ運行)
運行経路/妙善寺→岡大西門→(スポーツセンター経由)→岡山駅→天満屋→県庁
運行便数/平日の朝、妙善寺→県庁の片方向のみ、1便運行
妙善寺→大学病院線
運行経路/妙善寺→岡大西門→法界院駅前→(柳川西経由)→岡山駅→市役所→大学病院
運行便数/平日の朝、妙善寺→大学病院の片方向のみの運行。便数が(旧)2便から、(新)1便に減便されます。
三野~天満屋(NTT)~岡山駅~津高営業所線
大部分が、津高営業所を越えて「津高台団地・半田山ハイツ」まで運行するようになります。詳しくは上の「津高営業所方面」の欄を参照。
なお、平日朝の岡山駅発→三野行の始発時刻が15分程度遅くなります。ご注意下さい。
駅西口~岡山大学・岡山理科大学線の土曜・日祝増便
駅西口~岡山大学・岡山理科大学線は、平日は約20分間隔、土曜・日祝は約40分間隔運行でした。 このうち、土曜・日祝の便が増便され、土曜・日祝は20~35分間隔での運行になります。
三門・万成
方面
天満屋~岡山駅~三門・万成線の大幅減便と平津線休止
運行便数が、(旧)1時間に1~2本→(新)1時間に0~2本に減便されます。 特に平日の朝8時台の岡電バス万成・三門→岡山駅・天満屋行の運行がなくなるほか、平日に1日1往復のみ運行している万成・平津線も休止(全便が万成止め)になります。 十分ご注意下さい。
備考/三門・万成・平津橋方面は、別途、中鉄バスが10~20分間隔でバスを運行しています。
桜橋・東山
新岡山港方面
(岡電高屋~)岡山駅~市役所・大学病院~東山線の運行形態変更
従来、岡電バス東山行「(岡電高屋~)岡山駅~市役所・大学病院~桜橋~東高通り~東山」は、 全便が東高通り~東山間で左回り循環運行をしており、東山到着後、国清寺前、門田屋敷4丁目まで乗車できるようになっていました。 この循環運行を中止し、東山行は全便が東山止となり、国清寺前、門田屋敷4丁目へは行かない運行形態になります。 なお、東山からの市役所・岡山駅方面行は、東山の次(及びその次)で、国清寺前、門田屋敷4丁目からもご乗車になれます。
備考/国清寺前方面は別途両備バスが岡山駅~天満屋~岡山ふれあいセンター・新岡山港方面の経路で十分な便数を運行しています。
岡山駅~大学病院経由~新岡山港線かもめバス
岡電バスと両備バスの共同で1日10往復運行されているかもめバス(大学病院経由の新岡山港線)ですが、両社の分担割合が変更になります。
(改正前) 岡電バス5往復+両備バス5往復
(改正後) 岡電バス3往復+両備バス7往復
ことぶきパスや環境定期券でご利用の方は十分ご注意下さい。
備考/1日10往復というのは大学病院経由の新岡山港線の便数です。大学病院方面は別途岡電バスが、新岡山港方面は別途両備バス(天満屋経由便)がそれぞれ十分な便数のバスを運行しています。
高柳・花尻
庄パークヒルズ
方面
花尻入口・庄パークヒルズ線の天満屋乗入れ便増加
庄パークヒルズ線(天満屋~済生会病院~駅西口~高柳~花尻入口~庄パークヒルズ)は、大部分が「駅西口~花尻入口」又は「駅西口~庄パークヒルズ」の区間運行で、 平日の一部便のみが天満屋まで乗入れる形ですが、この「天満屋乗入れ便」が増加します。 ただし、土曜・日祝は従来通り駅西口発着で天満屋には乗入れません。