平成18年10月1日(日)
岡電(バス・電車)・両備バス・下電バス:ICカード乗車券「ハレカ」、「ピタパ」導入

岡電(バス・電車)、両備バス、下電バスが、 ICカード乗車券「ハレカ」、「ピタパ」を導入します。
なお、当面は一部の路線でのみ利用可能ですのでご注意下さい (利用できるバスには、オレンジ色の「Hareca ご利用いただけます」のステッカーが貼られています)。
また、記念カードも発売されますが、記念カードはお客様登録できず、お客様登録による特典が受けられませんのでご留意下さい(将来的に対応予定の定期券機能も付加できない可能性があります)。
なお、平成19年度秋には定期券機能が付加し、岡電バス・両備バス・下電バスの全線で利用できるように準備中とのことです。
詳しくは下表の通りです。

岡山市内 ICカード乗車券「ハレカ」、「ピタパ」導入
導入日 平成18年10月1日(日)
利用方法 バス乗車時に、入口の乗車用読取機にかざします。
バス降車時に、運賃箱横の降車用読取機にかざします。
以上で大人1人分の運賃が自動的に引かれます。
複数人の運賃を払う場合や、小人運賃の場合は、降車時にその旨を乗務員に伝え、乗務員が機械を操作してから、 カードを読取機にかざしてください。
※小人名義でお客様登録したハレカカードを使用して小人1人の運賃を支払う場合は、乗務員へ伝える必要はありません。
※ハレカ、ピタパとも、1人1枚のカードを所持して本人1人分の運賃を支払うことを前提にした仕様となっているため、 各種割引等は1人分のみ適用される形になります。 例えばバス~バスの乗継割引は、従来のバスカードでは20円×人数分が割引されますが、 ハレカ、ピタパでは人数にかかわらず全員で20円のみの割引になります。
カードの種類
と特徴
ハレカ(Hareca) ピタパ(Pitapa)
平成18年10月1日(日)より発売開始になった、岡山地区専用のICカード。
名前の由来は、Hare(晴れ)+Card(カード)で「晴れの国おかやま」にちなんだものです。
どなたでも、ご利用になれます。
従来から関西地区で利用されているスルッとKANSAI(関西)のICカード「ピタパ(Pitapa)」が、 平成18年10月1日(日)より岡山地区のバス・路面電車で利用できるようになるものです。
※岡山地区ではスルッとKANSAI(関西)のプリペイドカードは利用できません(ICカードのみの対応です)。
18歳以上の方(高校生除く)のみご利用になれます。
未成年の方は、家族カードでの利用になります。
プリペイドカードです。
事前に代金を払ってカードを購入する形式です。
ポストペイカードです。
1ヶ月分の利用額が、翌月、登録口座から引き落とされる形式です。
初期費用は、2,000円です。
内、500円はデポジット(預かり金)です。
残り 1,500円+プレミア8%の計1,620円分が、運賃支払いに利用できます。
(従来のバスカードと異なり)カードにチャージ(積増・追加入金)することができます。
バス会社等の窓口でチャージする場合は1,000円単位で可能です。
バス・路面電車車内や自動積増機でのチャージは、1,000円・3,000円・5,000円・10,000円の4通りのみです。
カードにチャージ(入金)できる額は、プレミアを含め計20,000円までです。
初期費用無料です。
ポストペイ(後払い)のため、カード申込みからカードが届くまでに2~3週間かかります(クレジットカード同様、審査があります)。
年会費は原則無料ですが、1年間に1度も利用しなかった場合は、維持費として(1カード当たり)1,050円/年が必要です。
別途、利用代金通知書の発送料金(105円/月・利用実績のある月のみ)がかかります(通知書が不要の場合はこの料金はかかりません、利用代金はインターネット・携帯電話でも確認できます)。
プレミア等 チャージする際、8%のプレミアが付加されます(1,000円のチャージ→カード残額が1,080円増える)。
また、当月の初回のチャージ時は、前月の利用実績に応じたプレミアが付加されます。
岡山地区(岡電バス・岡電の路面電車・両備バス・下電バス)での1ヶ月の利用額が 1,000円を超える場合、1,000円を超える額の 9.09%が割引されます。
(例)
前月の利用額が 5,500円で、今月 5,000円チャージする場合、カード残額が5,490円増えます。
(内訳)
・前月の利用額 5,500円に対するプレミア 90円
・今月の入金額 5,000円
・今月の入金額 5,000円の8%の400円
(例)
岡山地区での今月1ヶ月の利用額が 5,500円の場合、翌月、口座から引き落とされる額は約5,090円になります。
(内訳)
・今月の利用額 5,500円
・1,000円を超える額 4,500円の9.09%の約410円の割引
※割引額は端数処理の関係で多少異なる可能性があります。
割引等 ▼乗継割引:バス~バスを30分以内に乗換える場合、2台目が20円引(小人半額)(バスカードと同様)(現金払いの場合はこの割引はない)
▼路面電車東山線~清輝橋線を柳川で乗換える場合、自動的に通し運賃140円(小人半額)を適用(バスカードと同様、現金払いの場合も同様の割引あり)
▼誕生日割引(お客様登録されたハレカカードのみが対象): 誕生日当日~翌々日の計3日間に、1乗車毎に50円割引(小人の場合は20円割引) (バス~バスの乗継割引等との併用可。障害者割引等との2重割引は不可) (路面電車の乗換運賃の場合、東山方面~柳川乗換~清輝橋方面の合計運賃に対して1回分の誕生日割引を適用)。
(注)バスカードと異なり、上記の各割引等は、1人分のみ適用されます。
お客様登録 ハレカカードは無記名式のまま利用できるほか、お客様登録も可能です(記念カードはお客様登録不可)。
カードのお客様登録をすると、
・誕生日割引が受けられる
・カード紛失時に、紛失したカードの利用停止と、紛失したカード残額の再発行ができる(ただし要手数料)
という特典が受けられます。
ただし、お客様登録したカードは(無記名式と異なり)本人以外は利用できませんので、カードの貸し借りはできません (本人が、本人+同乗者の運賃を支払うのは可能)。
ポストペイ(後払い)という特性上、本人以外はカードの利用ができません。
なお、家族カード制度がありますので、家族1人1人がカードを所持し、利用料金はまとめて世帯主等の口座から引き落とすということが可能です。
家族カード利用時のご注意
1年間に1度も利用しなかった場合の維持費(1カード当たり)1,050円/年は、カード1枚ごとに判定されます。
対応路線 岡電(路面電車):東山線、清輝橋線の全線(全車両が対応)
岡電バス:岡南営業所管轄の路線が対応
 ※岡山大学、岡山理科大学、津高方面、三野方面など、津高営業所管轄路線は未対応
両備バス:岡山駅・天満屋発着のほぼ全便及び、倉敷駅発着の一部路線で対応
下電バス:岡山駅・天満屋・中庄駅発着の全線、倉敷駅発着の一部路線(主に茶屋町駅方面)で対応
岡山駅~岡山空港のリムジンバス:岡電バス運行便のみ対応(中鉄バスは対象外)
岡山駅・天満屋~庭瀬・下撫川~RSKバラ園、庄パークヒルズ、中庄駅、倉敷駅線:
 ・両備バス、下電バスは対応済
 ・岡電バス運行便は、未対応路線扱い(対応済み車両と未対応車両が混在運行)
 ・中鉄バスは対象外(対応予定なし)
岡電バス・両備バス・下電バスの全線で利用できるように、対応路線は順次拡大の予定。
参考URL 両備グループICカードによるバス乗車システム「Hareca」の導入について
両備バスICカード乗車券 ハレカカード
岡電バスハレカ@岡山電気軌道
岡山電気軌道(路面電車)
下電バスニュースリリース
ピタパ(スルッとKANSAIのICカード)