平成25年4月22日(月)
岡山駅バスターミナル:方面別と称して分かりにくく遅れを助長する乗場に変更

岡山駅(東口)のバスターミナルの乗場が変更になります。1~13乗場それぞれの位置は変更ありませんが、各乗場から発車するバスが変更になります。 ただし、宇野バスは乗場にバスロケーションシステム表示機を埋め込んでいることもあり乗場の移動はありません。

経由地・方面別に乗場を集約して分かりやすさを目指したとされていますが、実際は、

など、乗り間違いを助長する工夫が盛り込まれているようです。また、12乗場発のバスを10・12乗場の2つに分散する代わりに、 ということを行い、バスの遅れを助長したり、バスは決まった乗場から発車するものという全国的な常識は岡山では通じないということを知らない一般人はバスに乗れないようにする工夫が盛り込まれています。

他県では駅のバス乗場はできるだけ分かりやすいように乗場を分けたり、乗場をコロコロ変えないようにして長期間での信用を重視する運用をおこなったり、バス乗場でバスが渋滞しないように工夫している中、岡山駅では平成20年7月に乗場の数を減らした後も、徐々に駅舎側の1~7乗場の負担を増やして結果的に乗場を減らすのと同じ弊害が発生するように改悪されています。

詳しくは、以下の通りです。

岡山駅(東口)バスターミナル バス乗場の数の変化
 1~13乗場のうち、
普通の路線バスの
乗場の数
備考
~平成20年7月21日まで12
(2~13乗場)
路線バスは2~13乗場を使用(1乗場は岡山空港リムジンバス)
平成20年7月22日より11
(2~12乗場)
国道53号線(商大・津高方面)が、岡電・中鉄共同運行(7・13乗場から7乗場のみへ集約)となり、路線バスは2~12乗場に集約。(13乗場は1日数便の勝山方面への県内高速バスが停車するだけでほぼ非使用。)
問題点:国道53号線は共同運行によって減便となったが、7乗場に国道53号線方面への発車便(津高方面行)と到着便(天満屋行)が来ることで急に7乗場の負担が増加し入線できなくなることによる遅れが目立つようになる(←従来は岡電バスの津高方面からの到着便は妙善寺・三野行として別の乗場に到着していた)。
平成22年7月1日より11
(1~7、9~12乗場)
1乗場の岡山空港行が岡山駅西口へ移動し、代わりに8乗場発の全便と、9乗場発の一部が1乗場へ移動(8乗場は降車専用になる)
問題点1:宇野駅へのバスが、国道30号線、特急便(もと8乗場)と、遠回りで運賃が割高の上山坂経由(もと9乗場)が同じ1乗場から発車するようになる。
問題点2:岡山駅舎から遠い9乗場の負担が軽減し代わりに駅舎に近い1乗場の負担が増加する(もと8乗場の全便に加え、もと9乗場の一部も1乗場が引き受けたため)。その後の平成22年10月に1乗場発の新岡山港方面行が両備バスから岡電バスに移管されると、1乗場が両備バス専用乗場から岡電・両備混在乗場になるが、もともと定刻運行する気がなく遅れることが分かり切っているダイヤを組む岡電バスが遅れて来るせいで、岡山駅ぐらいは定刻発車するのが基本の両備バスが巻き添えをくらって定刻に入線できずに遅れて発車したり隣の乗場から発車する景色が散見されるようになる。その後、岡電バスがダイヤ改正をして両備バスの2分前の便を7分前に変更するなどして(岡電バスが遅れても)両備バスが巻き添えをくらうことが少なくなった・・・ってホントにそれでいいのか?
平成25年4月22日より11
(1~7、9~12乗場)
12乗場の便の約半分が10乗場へ移動し、10乗場の便は大部分が6乗場へ移動する。
問題点:岡山駅舎に遠い側の9~12乗場では従来の3つ分(9・11・12乗場)の便数を4つの乗場でさばくことになり負担軽減、代わりに駅舎に近い側の1~7乗場では従来の8つの乗場の便数を7つの乗場で捌くため負担が増加し上述の問題が発生することが予想される。
岡山駅(東口)バスターミナル 乗場変更
平成25年4月22日からの乗場備考
1乗場岡電バス新岡山港・岡山ふれあいセンター方面行変更なし
県庁・岡電高屋行、後楽園・藤原団地行4乗場から移動
2乗場岡電バス妙善寺行、三野行、理大東門行
(一部、榊原病院を経由する便もあります。)
3乗場から移動
3乗場両備バス玉野市内方面行
(国道30号線、特急渋川線、鉾立線、上山坂線)
1乗場から移動
岡電バス福島・築港元町・中央市場行
豊成・岡南飛行場行
4・5乗場から移動
4乗場岡電バス労災病院行、日赤・大東行、
南ふれあいセンター・岡南飛行場行
5・6乗場から移動
5乗場岡電バス大学病院行、
大元駅・健康づくり財団病院行、
新保方面行、平田・北長瀬駅行、
厚生町・職安経由 西小学校行
6乗場から移動
6乗場岡電・下電バス大元駅・米倉・汗入方面行
(火の見行、コンベックス岡山前行、重井病院行、汗入行、興除車庫行、児島駅行)
10乗場から移動
天満屋行(汗入方面からの到着便)
岡電・両備・下電
中鉄バス
厚生町・職安経由
北長瀬駅、下撫川、中庄駅、倉敷駅方面行
2乗場から移動
7乗場岡電・中鉄バス国道53号線(商大・津高方面)行
(津高台団地・半田山ハイツ行、国立病院行、辛香口・免許センター行)
池田動物園行
変更なし
天満屋行(国道53号線方面からの到着便)
8乗場(降車専用)変更なし
9乗場両備バス東山・益野・西大寺行変更なし
沖元・津田・金岡経由西大寺行10乗場から移動
清水・旭川荘行
10乗場中鉄バス国道180号線(三門・平津橋方面)行
(芳賀佐山団地、リサーチパーク、吉備高原都市、稲荷山、足守・大井行)
12乗場から移動
備北バス成羽・地頭行
11乗場宇野バス国道2・250号線
(長岡・平島・瀬戸駅・八日市・伊部・片上方面行)
変更なし
清水・四御神(しのごぜ)行
高島団地・東岡山行
12乗場宇野バス三野・新道穂崎経由
山陽団地行、ネオポリス行、
湯郷温泉・林野駅行
変更なし
13乗場中鉄バス天満屋行(国道180号線方面からの到着便)12乗場から移動
中鉄北部バス勝山行(県内高速バス)変更なし