第11回平成27(2015)年

横断歩道をふさぐ運転手
~歩行者・自転車を見下すバス会社~

平成27年1月12日掲載

公道は誰のもの?

当たり前の話ですが公道はみんなの税金で整備されており、みんなで使うものなのです。 決して、岡電バスや両備バスが自社のお金で整備した私物ではないのです。

ところが、道路上の歩行者・自転車や他の車が少しでも岡電バス・両備バスの邪魔をしようものならクラクションを鳴らしたり、車間距離を詰めて威嚇したり、やりたい放題なのです。

横断歩道をふさいでいる
バスからの車窓
平成26年3月7日
(山陽新聞社前→イオン
モール岡山前の間にて)

通勤のために私が岡電バスや両備バスに乗っていると、前方の信号が黄色になってから(十分停車できるにもかかわらず)逆にアクセル踏んで加速して、信号が完全に赤になってから交差点に突っ込むなんて日常茶飯事なのです。 そんなとき、周りの人は心優しくもバスが通り過ぎるのを待ってあげているのです(まあ、バスと歩行者がぶつかったら歩行者側が一方的に負傷するのでやむを得ずだが)。 岡電バスは安全運転に心掛けているというだろうがそれは全く嘘なのです。 試しに、「バスと歩行者がぶつかったら、運転席からエアバッグならぬアイロンバッグ(アイロン=鉄)が飛び出して、運転手が鉄の塊で圧迫されるような仕組み」を取り入れたらどうだろうか。 これで、バスと歩行者がぶつかったら互いに負傷するという公平な立場になる。 それでも今と同じ運転方法ができるという勇気ある運転手がいたら見てみたいものだ。

ところで、岡電・両備バスが信号無視をするが、逆に歩行者が信号無視をしていたらお互い様だから待ってあげるというならまだ理解できる。 実際はそんなことにならないのです。 先日も、明らかに時間に追われて急いでいる人が信号が赤になったばかりの横断歩道へ走って渡ろうとしたところを、岡電バスがクラクション鳴らして渡らせないように妨害したのです。 岡電バスは普段から交通違反をしているくせに、お互いさまという意識はないらしい。

横断歩道をふさぐ運転手

横断歩道をふさいでいる
バスからの車窓
平成26年11月26日
(岡南営業所→清輝橋の間)
▼ 平成26年12月24日
(大学病院入口→清輝橋の間)

岡電バスはかなりの頻度で横断歩道をふさぐのです。 道路が渋滞していて、明らかに信号が青のうちに通り過ぎることができないにもかかわらず、停止線を超えて横断歩道を完全にふさぐところまで進み、信号が赤になる(横断歩道側が青になる)ということが何度もあるのですそのうち2度ほどはバス会社に苦情を言ったが全く改善されないので記事にしたのです。 横断歩道をふさがれると、歩行者・自転車は、渡れない、もしくは違う場所を渡らなければならないのです。 しかも、図体(ずうたい)が大きいバスのせいで見晴らしも悪く、安全確認がまともにできない状態で渡らなければならなくなるのです。 つまり岡電バスが横断歩道をふさぐのは、歩行者・自転車なんかけがしても構わないという意識の表れなのです。

もし仮に、岡電バスの運転手はみんな下手くそだから、停止線を1mぐらい超えて停車したり、横断歩道を完全にふさいで停車してしまうのは仕方がない、というなら理解できる。 路線バスの運転手は人手不足だとテレビで放送していたので、下手くそな運転手しか雇えないというなら、(そんな下手くそに誰が免許証を与えたのかという疑問は残るが)下手くそなだけで悪気がないのだということで、同情はする。

しかし、実際は下手くそなのではなく、歩行者・自転車なんかいくら邪魔してもよいという意識で運転しているのです。 というのは、踏切では行儀がよいのです。

この記事を書くにあたり、(ホームページ用に写真を縮小しても)横断歩道が青信号の状態だと分かる写真を撮ろうと思っていたら、簡単に撮影できたのです(右の12月24日の写真)。 撮影に何日もかかると覚悟していたが、撮影のために余分にバスに乗らなくても、普段の通勤利用でいきなり1日目で写真撮影に成功してしまった。 ・・・ということは、私が思っているより横断歩道をふさぐ頻度は高いようだ。

なぜか踏切では行儀がよい運転手

JR津山線 法界院駅(北)の踏切

JR法界院駅のすぐ北に、踏切があるのです。 この踏切を超える岡電バスが1時間当たり4本ほどあるのです(片道あたり2便×往復)。 私が学生時代(平成10年前後の数年間)は、毎時7~8本程度(片道あたり16~18分間隔)あったのです。 しかし、この踏切で岡電バスが立ち往生している姿は、ただの1度も見たことがないのです。

踏切手前の停止線をはみ出すことなく停車し、
安全確認をする岡電バス
(横断歩道での態度とは明らかに異なる)

岡電バスが横断歩道をふさぐ理由が「やむを得ず」とか「下手くそだから」とかいう理由であるなら、岡電バスが踏切をふさいだ状態で(バスの前方が渋滞して)進めずに立ち往生するということがあってもよいはずなのです。 ところが寡聞にして、岡電バスが踏切をふさいでJR津山線の汽車(←電化されていないので電車ではない)とぶつかって大惨事になったとか、あるいは汽車がブレーキをかけてJRのダイヤが乱れたとか、そんなニュースは聞いたことがないし、(頻繁に踏切付近を通っていた学生時代の自分も)立ち往生する姿は見たことがないのです。 つまり、岡電バスは踏切を渡るときには、(横断歩道と異なり)なぜか踏切を渡った先に空きスペースがあることを確認してから進んでいるのです。

結局のところ、岡電バスは、JRに対しては下手(したて)に出て、歩行者・自転車に対しては上から目線で見下すということをしているのです。

バスの利用者になる歩行者・自転車に悪印象を与えておきながら、利用者減少を嘆くのはおかしな話だと思うのです。