第17回平成27(2015)年

電話で医療保険に入った話(2)
~客を逃さない工夫と親切心の両立~

平成27年2月9日掲載

この「電話で医療保険に入った話」シリーズは、全3回で掲載しています。

電話で医療保険に入った話シリーズ
(1) (2) (3)

水曜日の夜8時過ぎ、予告通り電話がかかってきた

水曜日の午後8時過ぎ、予告通り電話がかかってきたのです。 すぐには私の返事は聞かれず、「再度、簡単にご説明させていただいてよろしいでしょうか?」と言われて説明を受けたのです(なかなかすごい)。

私が加入の意思を告げると、もう一度詳しい説明があり、下記のような感じ。

話の進め方が勉強になるなと思いながら聞いて、結局、保障が10,000円のコース+がん特約をつけることにしたのです。

申し込みは簡単だった

このコラムの目的

もちろん大変親切なセリフ心遣いは、「私が途中で面倒になって書類の記入や返送をやめること」を防ぐための工夫だと思うのです。

このコラムはバス会社の方が読むことも想定しているので、バス会社の方に世の中の常識的なサービスレベルを知っていただき、バスの利用客減少は、バス会社が時代遅れで世間の常識とズレていることも大きな原因の1つだと感じていただきたいという目的もあるのです。

もちろん、世間の常識レベルの行いをせずに「公共交通に税金投入が必要だ」とか言い出すバス会社が存在しなければ、バス会社が時代遅れだとしても文句を言う筋合いはないのだが。

申し込みについては、「申込用紙はありませんが、この電話を申込み手続きとさせていただきます。」とのこと。

病歴・入院歴等の告知については「(カード会社の人は)告知を受けて判断をする権限がありませんので、この電話を録音させていただいて、録音内容を□□生命へ渡すことで告知とさせていただきますが、録音することにご同意いただけますでしょうか?」とのこと。 どうやら本当に、カード会社と電話で話すだけで(□□生命の人と直接会って告知の手続きなどせずに)申し込みができるらしい。

いちおう不安事項があったので尋ねると、「それでは○○様の場合は告知書類にご記入いただくことになります。明日発送しますので、日曜日には届くように手配します。」とのこと。

さらに「告知書類は病名などを記入する箇所はなく、6つの質問に『はい・いいえ』でお答えいただく書類になります。分かりにくいことがあるかもしれませんので、日曜日以後でご都合がよろしい時にお電話させていただいてもよろしいでしょうか?」という大変親切なセリフが続いたのです(結局、日曜日の午後12時ごろにカード会社から電話がかかることになった)。

その上に「ご記入いただいた大切な書類は、郵便局員が集荷に伺います。日曜日の午後1時から3時の範囲で集荷の手配をさせていただいてもよろしいでしょうか?」と、私が書類を返送する手間を省く心遣いまでいただいたのです(これは、集荷が来るまで外出できないのは面倒だから断ったが)。