この記事は2回構成です。前回は主に岡山から現地への移動について掲載しました。今回は現地の様子をお届けしたいと思います。
京都駅から京都市営バスに乗り、「国宝」展が開催されている京都国立博物館へ到着したのです。なお、入館料は大人1,500円(すでに前売り券の販売期間は終わっていたので当日券の価格)。
門をくぐると「ただいま40分待ち」という声が聞こえてきたのです。そう言われても、入場券を見せる列に多少の客はいるものの、40分も待つほどたくさんの人はいないのです。
不思議に思いながらも建物に入ったところで納得。建物内では、横4列に並んで長い列になっていたのです(下の写真は、奥右が建物入口=列の最後尾、手前が折り返し地点、奥左が展示エリアへの入口=待ち列の先頭)。
館内は、1階から3階まで、陶磁、彫刻、絵巻物と装飾経、染織、金工、漆工、仏画、肖像画、中世絵画、近世絵画、中国絵画、考古、書跡の13のエリアがあったのです。どのエリアも、壁際と中央に国宝だらけ。まさに、どちらを向いても国宝・国宝・国宝! 雰囲気に圧倒されて、自分はすぐにお腹一杯という感覚になったのです。
各エリアでは、「列は設けていませんので空いているところからご自由に」見学するように案内があったのです。また、「最前列の方は左へ左へお進みください」という案内もあったのです。最初は勝手がわからないので、後ろから覗き込むように見ようとしたのですが見づらい。せっかく(ガラス越しとはいえ)至近距離で見ることができる機会なのだからと思いなおし、一番端に並んで、壁伝いに最前列で見ることにしたのです。
「考古」のエリアでは、縄文時代の土偶も展示されていたのです。土偶は壁側ではなくエリア中央に展示されていたため、360度、前後左右から見ることができたのです。2体を見比べたところ、後ろ姿が全く別だったのです。
土偶を写真等で見る際は前からの姿のため、土偶にも背中や尻があるのだということを失念していたのです。後ろ姿も1つ1つ異なるのだということに新鮮な驚きを感じたのです。普段の日常生活や仕事の忙しさで視野が狭くなりがちなので、こういう場所で頭の柔軟体操をすることも大切だと感じたのです。
館内は休憩ベンチやトイレ・冷水器はあったのです。なお冷水器は、小学校にあるような口を近づけて直接飲むタイプで、紙コップで飲むことのできるタイプではないのです。ジュースの自販機もなし。展示物を後世に残すことが優先のためやむを得ない。その環境で3時間ほどかけて回ったのでへとへと。最後に土産売場でジュースの自販機を発見したのでお茶を飲んで元気復活したのです。
ちなみに土産売場も、下の写真のように大変混雑していたのです(奥から外へ出た場所にもテントが張られて特設ショップが設置されていた)。
実際の国宝と、お土産売場の国宝グッズを堪能して、京都駅へ戻ったのです。京都駅で食べた遅い昼食は、ロッテリアの「はみだしステーキバーガー(単品1,200円・セット1,590円、いずれも税込み)」。
岡山駅で買って自宅で食べたのは、吾妻寿司のテイクアウトコーナーで買った「鰆丼(税込み1,300円)」。
国宝&プチ贅沢な食事で充実した1日だったのです。