第110回令和元(2019)年

百円ショップが昔より便利になった話
~100円の価格帯の専門店~

令和元年12月29日掲載

カラー封筒を購入

文具店より品ぞろえが豊富?!

先日、封筒が必要になり買おうと思ったのです。以前は封筒を買うのは書店の文具コーナーか、あるいはホームセンター、大型のスーパーマーケットなどだったのですが、最近はどんどん減っているのです。というわけで、100円ショップ(百均)へ行ってみたのです。

すると意外に品ぞろえが豊富で、パステルカラーの封筒もあったので、色々買ったのです。

他にもいろいろ

100円ショップには、菓子類や日用品、ルーズリーフ用のインクジェット用紙(←最近見かけなくなった)など他の店にないものなど、いろいろ売っているのです。

百円ショップの昔と今

昔の百均は、安かろう悪かろうだった

私が子供の頃、昭和の終わり頃、百均の店舗はなかったのです。近所の空き地やスーパーマーケットの駐車場などのイベントスペースにやってきて、一時的な店として巡回していくスタイルだったのです。消しゴムやボールペンなどは、子供目線でも品質が悪いことが分かる状態だったのです。

その後、百均の店舗ができたときにも、店によっては品質が悪いことを自らアピールするために、店内の目立つところに「当店は品質よりも価格を優先しています」という趣旨の看板が掲出していることもあったのです(文章はうろ覚えですが、遠回しに「品質が悪いという苦情は受け付けません」と言いたげな文章だったことは覚えています)。

今の百均は、何でも屋さん

それに比べると今の百均は安いとは言えません。他店で88円で売っている商品が100円ということもあります。それでも百均を利用するのは「品ぞろえが豊富」だからなのです。

昔は商品ごとに買う店が分かれていたのです。○○はあの書店の文具売り場、□□は近所の個人商店、△△はホームセンター、乾電池は路地裏の自動販売機という具合。スーパーマーケットはあったものの、今よりスーパーの品ぞろえが悪かったので、色々な店を使い分ける必要があったのです。

ところが最近は、買いたいものが百円前後っぽい場合は百円ショップに行けばよいのです。魚の専門店=魚屋、文房具の専門店=文具店、というのと同じ感じで、(1個が)100円の価格帯の商品専門店=百円ショップ、日常で必要な(総額)1,000円以内の買い物専門店=コンビニエンスストア、(総額)1,000円を超える場合はスーパーマーケットという感じです。

昔は商品の種類別に店を使い分けていたのが、最近は価格帯や便利さ(営業時間)毎に店を使い分けているなと感じ、時代が変わったのだと思った令和最初の年末だったのです。

おまけ ・・・ 近所の百均は撮影OK

次の写真は近所のスーパーマーケットの写真です。建物全体としては写真不可ですが、テナントの百均部分は写真OKのようです。全国に展開する百均では、撮影された写真がインターネット上で拡散されることによる広告効果のほうが大きいという考えのようです。この店では英語と韓国語の表記もあり、外国人観光客が「日本の百均でこんなものを買った!」というのを推奨しているようです。

↓建物の入口:撮影遠慮の掲示

↓建物内の百均コーナー入口:撮影OKの掲示