元号が平成から令和に変わった2019年5月1日から、初めて迎える「令和」最初の大晦日、近所の24時間営業のスーパーマーケット「ハローズ」に年末の買い物に行ったのです。入口を入ってすぐに、年末・年始も通常営業する旨が掲示されていたのです。
24時間営業の店が、仮に年末年始だけ営業時間を短くするのであれば利用客に告知が必要です。逆に、年末年始も休まず24時間営業するのであれば、平常通りだから告知する必要がない・・・にも関わらず、客が疑問に思う前にあらかじめ告知する姿に好感を持ったのです。競争にさらされているスーパーマーケット業界では当然のことではあるのですが、同じく競争にさらされている路線バス業界にこの発想がないなと感じたのです。
正月用のかまぼこコーナーでは、「賞味期限は年末まで同じになっております。」と告知され、早めに買っても(賞味期限の上で)損することはないことが明記されていました。
年末年始の路線バスは、通常より便数を減じた特別ダイヤでの運行になるのです。小さい頃からバスを利用している人にとっては常識ですが、たとえば社会人になって初めてバス通勤を始めた人や、高校生になって初めてバス通学を始めた人は、両親がバス利用者でない限り、年末年始の特別ダイヤがあるということ自体を知らないのです。
さて先日(12月下旬)、中鉄バスに乗ると運転手背面に年末年始の告知があったのです。車内中央より後ろ寄りに座って撮影した写真です。写真では分かりにくいですが、肉眼では(たいして視力のよくない私でも)「年末年始のバスの運行について」という題名はハッキリ読める大きめの文字で掲出されていたのです。
さて、次は岡電バスの運転手背面の掲示です。掲示が2つあり、上側(赤枠)は系列会社の広告(子供向けのチャギントン電車の案内)、下側(青枠)は3ヶ月近く前(10月1日付)の消費税率変更による運賃値上げの告知です。・・・、年末年始に特別ダイヤ(減便運行)が実施されるという告知より大切とは思えないのですが・・・。
次の写真は令和元年12月31日の「豊成」バス停(上り)の光景です。半年ほど前に新設された待合室(写真左)が利用者が大抵の待つスペースです・・・こちらには年末年始の告知は一切ありません。写真奥のバス停ポールは以前からずっとあるもので、こちらにだけ年末年始の告知があるのです・・・屋根付き待合室からは見ることができない&掲示があることに気づくこともできない。
という感じで、各社の違いを感じた令和最初の大晦日だったのです。
こちらは令和2年1月1日の豊成郵便局です。元日のため営業していませんが、年賀はがきが購入できる近隣のコンビニエンスストアの地図が掲示していました。
なお、右側(写真外)にポストがあるため、ポストに投函に来た人が気づきやすいようにポストに近い位置(自動ドアの右側)に貼ってあるものと思われます。