今から(この記事掲載時点から)2年前、平成29(2017)年10月に、Google Home と Google Home Mini(グーグルホーム、同・ミニ)が国内でも発売されたのです。これは Google 社のスマートスピーカーで、当時の価格は14,000円(ミニは6,000円)(いずれも消費税別)。Google Home と 同 Mini で出来ることは基本的に同じようだったので、お手頃価格の Mini を購入したのです(値段の差はスピーカーの性能の違いらしい)。
これで、未来の生活が始まる?! という感じで、買った当初は音楽を流したり、「犬の鳴き声は」と訊いてみたりと遊んだのですがすぐに飽きた。しかし、その後2年間、飽きずに使いづづけている機能を紹介したいのです。
家電量販店などで購入し、自宅でインターネットに接続します(無線LAN環境が必要)。設定にはスマートフォンやタブレットが必要です(2年前のことなので、どうやって初期設定したか忘れました)。
設定が完了したら、使いたい時に「OK Google(オーケーグーグル)」と呼びかけます。英語っぽい発音ではなく、カタカナ英語で大丈夫です。すると「ピコーン」と音がして反応します(ついでに下の写真のように点灯します)。
その後、「犬の鳴き声は?」などと聞くと答えてくれます。音声認識能力は実用レベルに達しています。
家に Google Home Mini がやって来て、2年間使い続けている機能を紹介します。
と聞くと、時刻が分かります。こたつに入ってゴロゴロしていて時計が見える場所まで動きたくないときにお勧めの機能です。
今日はジューシーな小籠包が食べたい気分だったので、ファミリーマートの冷凍食品コーナーで「スープ溢れる小籠包」を買って食べたのです(パッケージは開封後の写真です)。電信レンジ不可の商品なので水を入れたフライパンで8分間温めるのです。
キッチンタイマーを手で操作して時間を合わせるのに比べ、はるかに簡単で便利です。カップ麺を作るときも使っています。「2分30秒」などの半端な時間もOK。途中で、
と聞くと、タイマーの残り時間を教えてくれる優れものです。
このスピーカーはインターネットにつながっているので、天気予報も教えてくれます。
と聞くと、天気予報を詳しく教えてくれます。あるいは、
と聞くと、天気予報を手短に、雨に関することに絞って教えてくれます。雨のことが分かれば、翌朝の出勤時間に渋滞するかどうか概ね分かるので便利です。
さて、休日の朝、空が曇って雨が降りそうだったら、
と訊いてみましょう。天気予報を元に雨が何時頃から降るかをピンポイントで教えてくれます。これ便利。雨が降る前に外出を済ませられたら楽ですよね。
上に書いたことは、スマートフォンがあれば出来ることです。でも、外出先なら肌身離さず持っているスマートフォンも、家の中では持ち歩きませんよね? それに声で操作できるので、手がふさがっていても使えます。
地味に便利なのが、電池交換不要・充電不要ということ。コンセントに挿しているので電源の心配がないのです。たとえばスマートフォンは持ち歩くために充電が必要。キッチンタイマーは電池交換が必要(コンセントに挿すタイプのキッチンタイマーが市販されていたとしても、台所では邪魔ですね?)。
離れていても声で操作できるスマートスピーカーでは、コンセントに挿す方式(=コンセントの近くにしか置けないこと)が欠点にならず、むしろ長所になるのです。電池交換不要・充電不要というメリットを純粋に享受できます。部屋の隅のコンセント近くに置けば、部屋中どこからでも使えます。
というわけで、時計、タイマー、天気予報しか使わない人にとっても、スマートスピーカーは意外に便利だったというお話でした。