第118回令和2(2020)年

甥っ子に地球儀を買った話
~子どもの世界観を広げるきっかけづくり~

令和2年1月13日掲載

自分は小さい頃、親戚に地球儀をもらった

身近に地球儀があった子供時代

私が小さい頃、家に地球儀があったのです。物心ついたときにはあったのですが、どうやら親戚がくれたものらしいのです。

おかげで自分は小さい頃から、地球が丸いということと、日本は狭いということを感覚的に身につけることができたのです。しかも山脈が起伏しているタイプだったので、地球は山あり海ありで起伏に富んでいるのだということも当たり前のように感じることができたのです。

甥っ子が小学校低学年から高学年になる

地球儀を思い出した

甥っ子が小学校の高学年になるとき、ふと、地球儀のことを思い出したのです。いま、ない。たぶん引越しのどさくさに紛れてなくなったのです。というわけで、地球儀を買って、甥っ子にあげようと思ったのです。

地球儀の選び方(大人が子供に与える場合)

私が甥に購入したのは、リプルーグル社のオセアニア型というモデルです。この特徴は次の通りです。

自分が幼い頃に家にあったのと同じタイプの地球儀にしたのです。

なお、自然環境より国どうしを比べる人間に育ってほしい場合は、「行政型(国ごとに色分けしているタイプ)」があります。

「北極は日本の上、南極は日本の下にある」という固定概念に染まった人間に育ってほしい場合は、東西方向だけ回転して北極は上に固定されているタイプ(低価格の地球儀はコレ)がお勧めです(・・・この場合は地球儀ではなく世界地図でよいですが)。

地球儀には種類がありますが、大人が子供に与える場合、何か理由があるはずです(ゲームやマンガより地球儀の方が子どもが喜ぶから!という理由ではないですよね?)。どうせ子供が地球儀を喜ぶはずないのですから、大人のエゴ丸出しで、どういう人間になってほしいか、という基準で選ぶのが良いと思うのです。

地球儀が届いた

いつものようにインターネット通販の Amazon.co.jp で注文したのです。

プラスチック製の地球儀と異なり、起伏のある球面にシールが手貼り(?)されていますので、ズレがあります(赤矢印の箇所など)。幼い頃の自宅にあった地球儀も同様だったので、ズレを見て懐かしく思ったのです。この程度のズレは商品の特性上、許容範囲とされています。

甥も姪も喜んだ

1年前の今頃、甥、姪にお年玉をあげるときに地球儀も渡したのです。小学校高学年から幼稚園まで3人。「喜ばないだろうが、いずれ役に立つだろう」というつもりで渡したのだが、なぜか3人とも喜んだ。その場ではグルグル回して遊んでいたが、これがきっかけで視野が広がればよいなと思ったのです。