私が子供の頃~学生時代(40年前~25年前ぐらい)、「岡電バスは運転が荒い」というのは岡山市民の常識だったのです。周りの大人が世間話で話していましたし、バス停や車内でそんな会話をしている老人もいたのです。当時は今よりも路線バスが身近な存在で、自宅~天満屋や岡山駅で乗換~目的地という感じで移動する人も今より多かったため、複数のバス会社を比較する目線がある人も多かったのです。
自分はと言えば、岡電バス沿線に住んで、基本的に岡電バスしか利用していなかったため、岡電バスは運転が荒いと言われてもピンと来ていなかったのです(岡電バスが標準だと思っていた)。
20代以後、岡電バス以外に乗る機会も増えていったのです。とはいえ大学の通学は主に自転車(雨の日だけバス)、就職後もバス通勤できる場所ではなかったため、バス利用は趣味や休日の外出が主だったのです。
30代以後、転職の結果、主にバス通勤するようになったのです。毎日のように利用していると、もしかして岡電バスは異常なのでは?と感じ始めたのです。そして30代後半からは自宅から会社まで「乗換」が発生するようになり、ほぼ毎日、複数のバス会社を利用するようになったのです(岡電バス・両備バス・中鉄バス)。こうなると明らかに岡電バスが異常だとハッキリ感じ始めたのです。
参考までに、過去10年間および過去1ヶ月のバス利用回数を紹介したいのです(乗車~降車で1回と数えています)。ICカードで乗車した件数のみ記録していたため、下記であいまいな書き方になっている箇所(※印)はバスカードや回数券・現金によるもので推定値です。岡山県内の利用のみ記載しています(路面電車=岡山電気軌道、めぐりん=八晃運輸です)。
それでは、これから私が先月(令和3年4月)の1ヶ月間で体験した出来事を紹介します。すべて「岡電バス」での出来事です。岡電バスの利用者にとっては特に違和感がないことかもしれませんが(実際、私も昔から見慣れた光景だったが)、他社バスでは見ないので、どうやら異常なのです。
岡電バス車内にて、マスクをしないで話す2人組(?)の客に向かって、運転手がミラー越しに車内をチラチラ見ながらマイクで何度も注意し続けたのです。
・・・そんなことより前を見て運転してほしい。信号が青になる15秒以上前からじわじわ前進したり、マイクでしゃべることに夢中になって赤信号に気付くのが遅れて横断歩道を半分ふさいで停車するのはやめてほしいものだ。
後日、別のバスに乗ったら鼻をかむ人が運転席に座っていた。鼻をかむためにマスクをずらして口元が見えた。咎めるつもりはないが、「よそ見運転のリスクよりコロナウィルスの危険の方が高い!」という行動をするバス会社の癖に何してるの?とは思ったのです。
いつものように通路まで満員の岡電バス車内、小学生も乗っていたのです(バス通学する児童がいる小学校が沿線にある路線)。バス停で大人が2人降りた時点でドアを閉めて発車したのです。え?と思っていると1mほど進んで再度ドアが開き、小学生が3人降りたのです。
夜の岡山駅前バス停(岡山駅構内の次)にて、岡電バスが停車しドアを開け、2秒ほどでドアを閉めたのです。バス停のベンチに座っていた人は乗る気配がなかったものの(とは言え2秒ではバスの行先表示を読む暇もないが・・・)、ベンチ後方で立っていた女性は乗るようだったのです。ドアが閉まったところへ女性が近づき、再度ドアが開いたのです。岡電バスではモグラたたきのように反射神経が良い客だけしか乗せたくないようなのです。
朝の東中央町バス停(上り)にて、岡電バスが渋滞(前方が赤信号)で停車していたのです。会社員らしき男性がドアに近づきましたがドアを開けないのです。車内では(東中央町の次の)「大雲寺前」の放送を流していたので運転手の意識では「バス停を離れたから乗せない」なのかも知れませんが、客観的に見てバスの現在地は東中央町バス停の目の前なのです。岡電バスの運転手は客観的に自分の姿が見れないのです(客観的に自分の状況が見れない人間に運転免許証を与えてよいのか疑問だ)。
男性は10秒ほどであきらめてバス停のポールの方へ行ったのです。前方の信号が青になりバスが動きだしたのは男性が来てから約30秒後だったのです。
NTT岡山前バス停で停車した岡電バスに、1人、客が乗り、入口ステップでキョロキョロしているのです。どうやら整理券が出ていない(機械不調)のため戸惑っている様子。バスはじわじわ動き始めたのです。
岡山駅前バス停(岡山駅構内に入る1つ手前のバス停)でベンチに座ってバスを待っていたのです。ふと遠くでドアが開く音と視線を感じ顔を上げると、自分が乗るバスがドアを開けて、3mほど前方(左から2番目の車線)に停まっていたのです(下の写真の黄色い枠のあたり)。
というわけで、中鉄バスでは10年間で一度も体験できないことが、両備バスでは10年間でそれなりに体験でき、岡電バスはでわずか1ヶ月でいろいろ体験できるというお話でした。なお1ヶ月で経験したことはこれだけではありません。念のため。