第7回平成26年

岡電バスの運転手を殴りたくなった話
~暖簾に腕押し、糠に釘~

平成26年12月31日掲載

先に結論から・・・あくまでも「大変怖かった、怖さが終わったら殴りたくなるほど腹が立ってきた」という話であり、殴ってもいなければ、殴るフリもしていません。 岡電バスに電話で苦情を言うだけにとどめました。

もしもこんな人がいたらどう思いますか?

年末に会社で大掃除をしたのです。 天井の蛍光灯も外して掃除したのです。 もちろん天井には手が届かないので、デスクがある場所ではデスクに上がり、無い場所ではイスを踏み台にして蛍光灯を外したのです。

キャスター付のイス

イスは座るためのものであり、イスの上に立って踏み台として使うにはやや不安定なのです。 しかもキャスター付のため、ゆっくり落ち着いて作業しないと、イスが急に動いたら危ないので慎重に作業したのです。

↓ ここから架空の話 ↓

さて、私が不安定なキャスター付のイスの上に立って天井の蛍光灯を外しているときに、同僚が不意に悪戯(いたずら)でイスを揺らして来たのです。 何よりもまず、こわい。危ないと思ってもつかまるところがない。蛍光灯を持っているので離したら割れてガラスの破片で誰かをケガさせるかも。 自分がイスから転げ落ちるにしても、頭から落ちたら後遺症が残るかも、とにかく頭を保護しなければ。 床に落ちる前にデスクの角で頭を打つかも。蛍光管が割れたときに目に入って失明することがないように気を付けなければ。 ・・・と、いろいろなことが瞬時に頭を巡ってとにかく怖かった。

今回は偶然にも幸いなことに、自分も同僚も周りの人もけがをせずに済んだのです。

↑ 架空の話はここまで ↑

現実にはもちろん、幼稚園児や小学生ならともかく、成人しかいない会社の中で、そんなことをする人はいないのです。 だから私も、誰かがイスを揺らすかもしれないなどということにおびえることなく、大掃除に集中することができるのです。

でも、もしそんな同僚がいたら、どう対処すべきか? わたしは、そいつを殴っても許されると思うのです。 運よくけがをしなかったとしても、今後も同じ職場で働くうえで、そんな奴が身近にいたら危なくて仕方がない。 馬鹿や異常者には口で説明しても無駄なので、体で教えるしかないと思うのです。 気違い(きちがい)にはそれが悪いことだと理解できなくても、そんなことをしたら殴られると思えば、今後は危険行為をしなくなると思うのです。

いちばん不安定な体勢の時に岡電バスの床がいきなり揺れた

今日(平成26年の大晦日)、近所のバス停から岡電バスに乗ったのです。 バス停には先客が3名(男性1人、若い女性2人組)がいたので、自分(成人男性)を含めて計4人がバスを待ったのです。 そこへ「天満屋・岡山駅行」のバスがやってきて、まず男性が乗車、続けて女性2人が乗車、最後に私が乗車したのです。 車内は多少の空席はあるものの立ち客もいて、女性2人組は入口の段差を上ったところで立ち止まってしまったので私は車内へ入っても段を上ることができずにまごついていたのです。 そうしたらドアを閉めようとするブザーが鳴ったのです。 女性がよけてくれないために、かといって若い女性を押しのけて車内に入り込む(段の上まで上がる)こともできず、やっとの思いで(といってもせいぜい数秒だが)段を上がって女性が立っている後方の空きスペースへ移動しようとしている最中に、バスが発車したのです。

私の立場から見ると、いちばん不安定な体勢で、しかもどこにもつかまっていない状態で、しかも両手にカバンと傘を持っていて・・・という状態で、いきなり床が動いたのです。 もちろん、岡電バスは(さきほどの大掃除の話と異なり)危険であることは重々承知しているので利用時には気を付けているのですが、岡電バスが他社より危険だとわかっているだけに、気を付けることができる体勢になる前に床が動き出した恐怖は説明しがたい。本当に怖かった。

怖いという感情が終わったら、今度は無性に腹が立ってきたのです(しかもマイクで「お降りの際はバスが止まってから席をお立ちください」などと言うのだからなおさら殴りたくなる、お前の脳味噌には「矛盾」という言葉はないのかと)。

これがもし、岡電バスの運転手が刃物を持って近づいてきたという話であれば、私が運転手を殴っても問題ない。 ところが、今回のようなケースでは、私が運転手を殴ったら、一方的に私が悪いことになる。 これでは岡電バスは客をいくら危険な目に合わせても許されるということなのです。 実際、以前にも、危ないタイミング(よっこらせとタイヤハウスの上の高い席に座るために不安定な体勢になっているとき)に発車されたこともある(そのときは手で握り棒(?)につかまりながらの状態だったので苦情は言わずにおいたが)。 どうも理不尽な感じがするのです。

(ちなみに女性2人組がしばし立ち止まっていたのは、2人で座れる席を探していたからのようで、その後、1人ずつ分かれて空いた席に座っていた。)

岡電バスに電話をしたが、暖簾に腕押し、糠に釘

痴漢冤罪を
テーマにした
映画です。

とりあえず、運転手を殴るわけにもいかないので、天満屋でバスを降りてから、(殴る代わりに)岡電バスに電話をしたのです。 でもまあ、話が通じない。 電話口に出た男性が、明るい口調でハキハキと対応してくるのだからたまらない。 こちらがどれだけ怖い目にあったかピンと来てない。

私が「乗車時に、目の前に若い女性が2人いてバスの中に乗りこむことができない状態で、ドアを閉められようとしたのですが、若い女性がいたら、あらぬ誤解があったらいけないので、車内に乗り込めないのは分かりますよね?」と言っても、 明るい声で「はい!分かります~!」という返事だったりで、暖簾に腕押しとはこういうことかと感じたのです。 一時期、痴漢の冤罪がテレビ等で話題になったことがありますが、めったに起きないとはいえ、万一【誤解】があった場合にどれだけ大変なことが起きるかということや、誤解が起きないようにするために女性から離れることと、不意なバスの揺れに耐えられる体勢をとることの両立がいかに困難かということに、まったく考えは及んでいないようであった。

結局、ドライブレコーダーの記録を見ながら運転手を教育しますとか、通り一遍の返事はされた。 おそらくドライブレコーダーの映像を見ても、どれだけ危険で怖い目にあったか理解できはしないだろう(そもそも、映像記録を見ただけで危険かどうか判断できる脳みそがある人間は、危険行為を行わない)。 結果として、客(私)が大げさに言っただけということにされて、運転手は変な客にあたって災難だったなとねぎらわれて終わるだけだろう(←バス会社内でこんな会話がなされるかどうかは知らないが、何も改善しないどころか悪化しているという状況から推測すると、こうとしか考えられない)。 今までで唯一改善したのは、岡電バスに被害額500円を請求して受け取ったコラム第5回の実例2. だけだからである(といっても、一時的に改善しただけで、持続はしなかったが)。