この「大阪市営バスに乗った話」シリーズは、全2回で掲載しています。
大阪市営バスに乗った話シリーズ | |
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(1) | (2) |
この記事は、大阪市営バスに乗った話(1) の続きです。
さて、「大阪国際交流センター」で仕事に必要な研修を受けて、夕方、来たときとは逆のルートで岡山へ帰ることにしたのです。
上本町8丁目 | → (大阪市営バス) | 大阪 | → (在来線) | 新大阪 | → (新幹線) | 岡山 |
とりあえず「上本町8丁目」のバス停へ行ってバス停を見ると、時刻表とは別に、停車バス停が掲示されていたのです。
バス停の掲示 (現在地のバス停がピンクに塗られている) |
大阪市営バス |
バスを待っていると、しばらくして、母親と小学生らしき男の子の親子連れがやってきたのです。 ほどなくして大阪駅行ではないバスがやってきたのですが親子連れは乗らなかったので、どうやら私と同じで「大阪駅」行のバスを待っているようだったのです。
その後、大阪駅行のバスが遅れてやってきて停まりドアが開いたのです。 大阪市営バスに乗るのは本日2回目で、大阪市営バスは安全な乗り物だということは分かっていたので、私は半歩下がって親子連れに先に乗るように促したのです。 「他人に順番を譲るなんて、いそあ管理人は素晴らしい!」と言いたいわけではなく、他人に順番を譲れるぐらい安全な乗り物を運行している大阪市が素晴らしいのです。
上本町六丁目から上本町一丁目へは 経路が2種類あった(平成26年9月) |
バスが発車してしばらく進み、おそらく「上本町六丁目」(右図の下部)のバス停で停車した際、降車客はいないにもかかわらず運転手が何かを察して出口(前ドア)を開けたのです。 すると、ご婦人(大阪のおばちゃん風)が乗り込んで「このバスは、上本町一丁目に行きますか?(実際は大阪弁)」と運転手に聞いたのです。
運転手は、「行きます。まっすぐ行きます。」と回答したのです。 このバス停からはどのバスも「上本町一丁目」へ行くが、経路が2種類あるということを踏まえ、「まっすぐ行く経路のバス」だということも付け加えた親切な回答なのです。
さらに、2日後にダイヤ改正・路線改編があることを踏まえ、「明後日からは、どのバスもまっすぐ行きます。」と続けたのです。 なお、ご婦人はそのまま乗車したのです。
岡山では、このように適切に日本語で運転手と意思疎通できることが少ないので、大変驚いたのです。
岡電バス松浜町・ろうさい病院線の 築港新町バス停の概念図 |
岡山では自社の路線すら知らない運転手が多いのです。
自分の会社でも管轄営業所が異なる路線は分からないというレベルならまだしも、運転手自身が自分で運転している最中の路線ですら適切な回答が返らないこともあるのです。
私が以前に見た光景で一番驚いたのは、岡山駅発→松浜町・ろうさい病院行の車内でのこと。 「築港新町」バス停で降りる客が運転手に「岡山駅へ戻る乗場はどこですか?」と聞いていたのです(バス停に案内図はないので、万一乗場が見つけられなかったらと考えると、運転手に聞くしかない)。 この時のバスは循環路線のため、降りた場所がそのまま岡山駅行の乗場だったのですが、・・・。
その客は両替をし始めて降りるのにやや時間がかかったのですが、その間、運転手が訂正するどころか、「ほら、あそこに見えるバス停です。」という感じで説明するので、やむを得ず私が訂正した昼下がりだったのです。