第121回令和2(2020)年

生まれて初めてバリウムを飲んだ話
~会社で健康診断を受けた話(1)~

令和2年1月27日掲載
会社で健康診断を受けたらいつもより検査項目が多かった話を、全3回で掲載しています。初回は、生まれて初めてバリウム検査を受けた話です。

シリーズ(全3回)の目次

  1. バリウム検査編 ←今ココ
  2. タニタ食堂編
  3. ピロリ菌の除菌編

今年は検査項目が増えた

秋に健康診断

私の勤務先では、毎年秋ごろに健康診断があるのです。今年はなぜか(会社が奮発して?)検査項目が増えて、検便もあったのです。さらに(たぶん)35歳以上はバリウム検査も受けることになったのです。

検尿1回+検便2回の採取 3日前の夜から準備

例年は検尿だけだったのですが、今年から検便も実施するようになったのです。検便は別々の日に計2回の採取が必要。検尿と検便を同じ日にするのは面倒なので日を分けようと思い、結局3日前の夜から準備することになったのです。

健康診断の3日前の夜
検便に備えてちょうどよい硬さの便が出るように、夕食とは別に芋を食べました。焼芋や、上の写真のような電子レンジで出来るフライドポテトがお勧め。バナナも良いかも。自分の体質と相談して、快便を目指しましょう。検便の採取するとき、下痢だとつらいよね。
健康診断の前々日(2日前)
朝=説明書をよく見ながら、1回目の検便採取
夜=夕食とは別に芋を食べて就寝
健康診断の前日(1日前)
朝=説明書をよく見ながら、2回目の検便採取(検便採取はこれで終了)
夜=21時の少し前に消化の良い夕食を済ませ就寝(バリウム検査のため)
健康診断の当日
朝=説明書をよく見ながら検尿採取
会社にて、検便・検尿を提出、健康診断を受ける

健康診断当日までのスケジュールはこんな感じでした。3日前から準備するのは初めて。健康診断の説明はよく読まないとだめですね。前日の夜に説明書を読んでいたら、2回分の検便採取が間に合わないところでした。

生まれて初めてバリウム検査

検診車でバリウム検査

一通り健康診断を終え、最後にバリウム検査があったのです。事前の注意事項通り、前日の21時以後は何も食べていないのでお腹ペコペコ。

検査手順は次の通りです。検査員がテキパキ指示を出してくれるので言われるがままに進みます(バリウムつらい、っていう感情が起きる前に検査を進めようという意図?)。カッコ内は私の感想です。

  1. 発泡剤を飲む(子供の頃に飲んだ粉末ジュースをラムネにしたような味、美味しい)
  2. バリウムを飲む(ドロドロ、焼ける前のお好み焼きの生地のような食感、美味しくないが不味くもない)
  3. 検査台に乗って指示通り動く(けっこう重労働、げっぷは何とか我慢できた)

バリウムについて事前に調べた感じでは「少しずつ飲むと大変なので、一気に飲んだ方がまし」という解説が見つかりました。自分の場合はバリウムを一口飲んだ瞬間に、「これを一気に飲んだら絶対吐き出す」と直感したので、4口に分けて飲みました。どちらが良いかは体質によるようです。

検査の後は排便が必須

バリウム検査を終えて、体の中にバリウムが入ったままで固まったら大変なことになるのです。ということで、検査後は、「ペットボトルの水、パン、下剤2錠」を渡されたのです。私はお腹ペコペコだったので、ペットボトルの水とパンを完食。下剤は1錠飲んだのです(2錠目は、1錠で効果がない人用とのこと)。

その後30分ほどで昼休みになったので、いつもどおり昼食も食べたのです(弁当とペットボトルの紅茶)。とにかく食べて、水分も取って、便を出しやすくしようと思ったのです。

会社で年配の経験者から、「バリウムを飲んだ後はトイレの順番待ちが大変なことになる」と冗談っぽく言われていたのですが、自分の部署では一人一人の下剤の効果が出るタイミングがずれたのか、大丈夫だったのです。

自分はバリウム検査の3時間後ぐらいに下剤が効いてきて、トイレに行ったらきちんと「白い便(バリウムを大量に含んだ便)」が出たので、とりあえず安心したのです。当日は残業せずに帰宅してもう1回白っぽい便、翌朝も少しバリウム交じりの便が出たぐらいで落ち着きました。