岡山から広島へは、新幹線を利用すれば40分ほどですが、普通列車では2時間50分ぐらい。乗換もあります。宮島の最寄り駅「宮島口」までだと3時間半ぐらいかかります。
足元の「▲4~7」の位置で待つように案内されている(上の写真)ので、▲印で待つと、糸崎行の列車が来たのです。
ほぼ同時刻に関西に向かう岡山6:14発の姫路行きと異なり、広島方面は下り列車なのであまり混雑していません。座ることができました。
何気なく車窓を眺めていたら、途中の尾道駅のホームに「この先フォトスポット」の看板を発見したのです。尾道を発車して、岡山方向は2分後、広島方向は4分後に、それぞれ車窓からよい景色が見られるらしいのです。
尾道を発車して約4分後に撮影した写真が次なのです。
糸崎駅7:43着の電車から降りて、対面にいる岩国行(糸崎7:45発)に乗り換えます。広島へ向かう電車なので岡山と異なり新型車両です。
乗車時点では空いていて座れましたが、広島が近づくにつれて車内は混雑していきます。
9:05(=岡山を出発して2時間50分後)に広島に到着しましたが今回はここでは降りず、乗車し続けます。広島駅を発車後約30分、9:37に宮島口に到着です。
宮島口の駅を出ると、ほとんどの人がフェリー乗場へ歩いて行くので、人の流れについて行きます。途中、道路を渡る際に地下道を通ります。
あなごめしで有名な店「うえの」の前を通ります。穴子を焼く香ばしい香りが漂っていますが、今日は時間がないので通り過ぎます。
宮島口駅を出て徒歩数分で、フェリー乗場に到着。2社運行しており、写真左手が宮島松大汽船の乗場(広島電鉄の路面電車とセットの1日乗車券有り)、写真右手がJR宮島フェリーの乗場(青春18きっぷ利用可)です。両社とも15分間隔のため、両社合わせて毎時8便の運航です(多客時は臨時便あり)。宮島口⇔宮島のフェリー運賃は両社で同額ですが、きっぷの共通利用はできません。今回は青春18きっぷがあるので、JRのフェリーを利用します。
きっぷ売場は大変混雑していましたが、今回は青春18きっぷで乗船するので、きっぷ売場を素通りして直接乗場へ向かいます。青春18きっぷが無い場合も、ICカード(ICOCA、Suica、PASMO等)で支払う場合は、直接乗場へ行けば大丈夫です。
通常は15分間隔ですが、当日は観光客が多いため10分間隔で運行していました。過去に何度か来たときも10分間隔だったので、観光シーズンは15分間隔で運行することのほうが少ないのかも。
次の2枚がフェリー内部です。1枚目が3階(最上階)の客席で屋根はありますが壁はありません。風を感じながら景色がよく見えます。2枚目が2階の客席(室内)でエアコンが効いています。1階の写真はありませんが、1階には自動車運搬用のスペースと、階段利用が難しい方向けの客室があるようです。
乗船時間は10分ほどで宮島に到着。この時点で朝10:00頃。岡山を出発して4時間近く経過しています。
観光客向けの人力車がいたので見ていると、その向こうに「名物 鹿ソフト」の看板を発見! どうやら、鹿の糞に見立てたチョコレートっぽいものをトッピングしたソフトクリームのようです。
暑いので鹿も日陰で休憩の様子。
大鳥居は工事中のようでした。
商店街のようになっている道をぶらぶら散歩します。歩きながら食べられる揚げ物の出店や、焼き立てもみじ饅頭の店、ソフトクリームや、広島名物お好み焼きなどがあり、楽しめます。
宮島から次の経路で、広島市内へ移動したのです。
下の写真は、広電西広島駅の乗場と、乗車した路面電車の車内の様子です。広島の路面電車や市内バスは、ICカード(ICOCA、Suica、PASMO等)が利用できます。
終戦記念日も近いので、原爆ドームへ寄ったのです。下から見上げると迫力がある建物で、戦前(原爆投下前)は「広島県産業奨励館」として活躍するハイカラな建物だったことが想起されたのです。