第97回令和元(2019)年

青春18きっぷを買った話
~岡山から青春18きっぷで日帰り旅行(1)~

令和元年8月14日掲載
令和元年8月にJR岡山駅から青春18きっぷで日帰り旅行をした記録を、全5回で掲載しています。初回は、青春18きっぷの解説編です。

シリーズ(全5回)の目次

  1. 青春18きっぷの解説と購入編 ←今ココ
  2. 京都 前編(岡山→京都)
  3. 京都 後編(京都→岡山)
  4. 広島・宮島 前編(岡山→宮島)
  5. 広島・宮島 後編(広島→岡山)

青春18きっぷとは

11,850円で5人または5日間、JR普通列車が乗り降り自由

学生が春休み・夏休み・冬休みになる期間に合わせて発売されている、日本全国のJR普通列車が乗り降り自由のお得なきっぷがあるのです。その名も「青春18きっぷ」。JRが国鉄(国有鉄道)だった時代から発売されている、歴史あるきっぷなのです。

私自身、20代・30代の頃は利用して楽しんでいたのですが、最近は買っていなかったので、懐かしくなり、久しぶりに買ったのです。

価格は11,850円(この記事掲載時点=消費税8%時点)。今期(2019年・夏)は、発売期間が7月1日~8月31日、利用期間は7月20日~9月10日なのです。

普通列車しか利用できないため、テレビ番組や雑誌で紹介されているような「ぶらり途中下車の旅」を楽しめる代物(しろもの)ではありませんが、新幹線で1時間ほどの距離を普通列車を乗り継いで3時間かけて移動するのは、日本の広さを体感出来て楽しいものなのです。

青春18きっぷの買い方

JRのきっぷ売場(みどりの窓口)で「青春18きっぷを1つ」と言えば買うことができます。下のような高性能型の券売機「みどりの券売機」でも購入できます。

きっぷ本体(下の写真の左上の1枚)のほか、領収書(券売機で領収書発行ボタンを押した場合)、きっぷの説明が書かれたものが、発行されます。

青春18きっぷの使い方

きっぷには、駅員がハンコを押す場所が5箇所あります。自動改札には対応していませんので駅員がいる有人の改札を利用しましょう。

当日最初に使用する際に改札でハンコ(日付員)を押してもらいます。当日中は改札の出入りで日付印を見せるだけでOK。別の日に利用する場合は、再度、当日の初回利用時の改札でハンコをもらいましょう。

例えば下の写真は、8月10日と、8月12日に利用したきっぷです。8月10日は最初に利用した岡山駅の改札で「8.10」の押印を受け、当日は改札の出入りはきっぷを見せるだけで乗り放題。翌々日(8月12日)に利用する際も、朝に改札で「8.12」の押印を受け、当日中は乗り放題です。

5日間が連続する必要はありません。また、人数分のハンコを押してもらえば2人以上で利用することもできます(改札では人数を伝えた上で一緒に出入りする必要があります)。というわけで、

といった具合に、ハンコ5つ分までであれば、自由な組合せで利用できるきっぷなのです。

青春18きっぷの注意点

青春18きっぷは激安(1日あたり2,370円!)のため、制約があります。

早朝6時台に岡山駅を出発

早朝の出発がお勧め

大阪・京都や、広島など、新幹線で1時間程度の距離でも、普通列車では3時間程度かかります。というわけで早めの電車がお勧めです。

下の写真は早朝6時頃のJR岡山駅の中央改札です。青春18きっぷは自動改札が通れないため、駅員さんがいる有人改札(写真右端)を利用します。

電車に乗る前の準備

長時間列車の中で過ごすために、ペットボトル(蓋ができる飲み物)と、必要に応じて軽食(パンやおにぎりなど)を用意しましょう。当日(朝6時頃)はJR岡山駅改札内のセブンイレブンを利用しました。24時間営業ではないため、朝5時過ぎの始発列車を利用する場合は、岡山駅へ来る前に購入した方がよさそうです。

電車に乗る前にトイレも済ませておきましょう。普通列車は(青春18きっぷ利用者以外は)短距離利用客が想定されており、トイレが少ないため気を付けましょう。

乗場を確認してホームへ移動

発車時刻が近づいたので、早めにホームに行って並びます。写真は朝6時過ぎのJR岡山駅の山陽線姫路方面行のホームの様子です(発車10分前)。