自分は長らく、携帯電話・スマートフォンはauを契約しており、 端末はカシオ(その後は、京セラに引き継がれた)「防水・防塵・頑丈で落としても平気」なタイプの機種(CASIO G-SHOCKを模したようなデザイン)を使っていたのです。 先日、いま使っている機種が3年近く経つので、そろそろ機種変更をしようと思ったところ、頑丈なタイプの後継機が発売されておらず(その後、後継機が発売された模様)、他に魅力的な機種もなかったため、不意に、話題の格安シムが気になり、調べてみたのです。
なお、格安SIMは、手続きの簡素化とコスト削減のため(?)、一部の会社を除き、クレジットカードが必要です。
今回の体験談で掲載しているUQモバイルは、クレジットカードを持っていない方も契約できます(平成29年9月7日から口座振替に対応!)。
格安SIMに変更するにあたり、せっかくなので、SIMフリーにしようと思ったのです。
スマートフォン・携帯電話に挿す、カードです。スマートフォン・携帯電話の内部に、契約済みのSIMカードを挿し込むことで、初めて、通話やメールなどができます。
docomo、au、softbankなどで契約した場合、店員さんがSIMカードを入れてくれますので、客が目にすることはありません。
SIMロックがかかっていないスマートフォン端末のことです。海外ではこれが一般的だと言われています。
海外旅行に行く際には、渡航先で旅行者向けのSIMカードを購入することで、現地で安価にインターネットが利用できます。現地でGPSと組み合わせて地図の確認ができ便利です。←私がSIMフリーにした最大の理由がコレ
携帯電話会社(docomo、au、softbank)が、「この端末は本当は10万円ですが、特別に1万円で販売します! その代わり、他社に移らないでください(端末を安くする代わりに、毎月、我が社に利用料金を払ってください!)。」と言ってロックをかけた端末のことです。
SIMロックがかけられた端末では、他社のSIMカードを挿しても反応せず、使用できません。
いろいろ調べた結果、auからUQモバイルに変更し、プランは「データ高速+音声通話プラン」にしたのです。決め手になった理由は次の通り。
いずれも、私がUQモバイルを選んだ時点(平成29年春)の内容です。状況はいろいろ変わりますので、「何を基準に選ぶか」という目安としてご覧いただけたら幸いです。
格安SIMは、docomo、au、sotfbankの電波を安く間借りする形のため、通信速度が遅くなりがちです。電波混雑時は、docomo、au、sotfbankの本来の客が優先になるとかならないとか(?)
とはいえ、docomoの電波を間借りする格安SIMより、UQモバイル(auの電波を利用)やY!モバイル(softbankの電波を利用)は、比較的通信速度が速いと言われているようです。
電波状況や通信速度が気になる方は、Try UQモバイルというサービスで、15日間無料で端末を借りて確認することができます。
私が選んだプランでは、1ヶ月の通信量が 3GB(ギガバイト)までは高速通信が可能で、超えると低速になるのです(このような制限は、どの格安SIMにもあるようです)。
スマートフォンは、持ち主が操作していない間も裏で通信を行うため、知らない間に1ヶ月の制限容量に達する恐れがあります。しかし、UQモバイルでは、UQモバイル専用のアプリを入れて「節約モード」にしておけば、高速通信できる容量が減ることはありません。いざというときに高速通信できないというリスクを回避できます。
高速モードと節約モードは、待受け画面に専用アプリのウィジェット(下図)を置いて、ワンタッチで切り替え出来ます。
格安SIMでは、「@docomo.ne.jp」のようなメールアドレスを取得できません。代わりに、Gメールなどを利用することになります。しかし、UQモバイルでは別途料金を払うことで、キャリアメール扱いになるメールアドレス(@uqmobile.jp)が取得できます。
メールをやり取りする相手が、携帯電話アドレス(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp)以外からの受信を拒否している場合、Gメールから送信しても相手に届きませんが、~@uqmobile.jpのアドレスから送信すれば、相手に届きます。
私は、UQモバイルのスマートフォンで使用するメールはGメールに一本化するつもりでした。受信拒否された友人には電話で説明して私のGメールのアドレスを受信できるように設定を変えてもらいました。しかし、高齢の親戚などは設定を変えてもらうのが困難と判断し、@uqmobile.jpのメールアドレスも取得しました。
UQモバイルは、auの電波を利用します。実は、auが使用している電波形式は、世界的には少数派。そのため、次の欠点があります。
私は、1つ目の短所は諦める。2つ目の短所は「UQモバイル(auの電波)とdocomoの電波の両方に対応した機種を購入する」という方法で対処しました。
UQモバイルは、auの電波を利用しますが、「auの電波が届く場所ならどこでも使える・・・というわけではありません」。auの4G(LTE)回線がカバーしているエリアで使えますが、まだLTEの電波が届かない山間部や県境など(3G回線の電波だけのエリア)では、UQモバイルが利用できませんので注意が必要です。
次回は、スマートフォンとSIMを別々に購入した話 に続きます。