第71回平成30(2018)年

香港到着後の空港での手続き
~週末3日間で岡山から香港旅行(4)~

平成30年7月3日掲載
平成29年11月3~5日(三連休)に岡山駅~高松空港~香港の経路で一人旅した記録を、全10回で掲載しています。今回は、空港での手続き編です。
初回(シリーズの目次)はこちら前回(高松~香港の飛行機編)はこちら

香港に入国するまで

沖止めは案外、便利だった

飛行機を空港の建物の近くに留めて、ボーディングブリッジでつなげば、機内から空港の建物内へ乗客が歩いて簡単に移動できるのです。ただしボーディングブリッジは使用料が高いようなのです。

LCCでは格安運賃を実現するため、空港の建物から離れた場所に駐機することがあり、これを沖止めと言うのです。今回の香港エクスプレス航空も、香港空港では沖止めだったのです。そのため、飛行機からいったん地面へ降りて、空港の建物まではバスで移動したのです(写真は専用の巨大バスの車内と外観)。

沖止めのため、飛行機からすぐに降りることができず(バスを待つため)、全員がバスに乗るまで発車せず、飛行機から空港内への移動に時間がかかったのです。とはいえ、結果的に、入国審査の窓口までほとんど歩かずに済み、意外に便利だったのです。

入国審査を通り過ぎそうになった

空港内に入り、入国審査の窓口を目指して歩き始めたのです。すぐに「Visitors」という看板を発見。しかしスタッフが立っていて、飛行機から降りて歩いてくる客の群れに向かって「ここで止まらず、通り過ぎてあっちへ行け」というジェスチャーをしているので、いったん通り過ぎたのです。

とはいえ、「Visitors」って、(外国から香港を)訪問する人という意味なので、香港では外国人の立場になる自分も該当するはず。というわけで引き返して、Visitorsの窓口に並んだのです。スタッフが「あっちへ行け」というジェスチャーをしていたのは、香港在住の人の入国審査があっち、という意味だったようで、自分は「Visitors」で合っていたのです。

税関を通過

入国審査を終えて、今回は預け荷物はないので、次は税関なのです。左(赤い看板)と右(緑の看板)に分かれているのです。

赤い看板「Goods to declare」が、税関に申告するものがある人の窓口なのです。

ほとんどの人は緑の看板「Nothing to declare」のほうへ進んでいるのです。自分もこちらへ進み、(申請するものはないので特に係員と話すこともなく)そのまま素通りしたのです。

香港に入国してから

トイレを確認

香港のトイレは、日本同様、男女で色分けされていたのです。異国の地でトイレを探すのは大変なので、見つけたらとりあえず寄っておく。

現金の入手

日本円を香港ドルに両替するのです。日本円を差し出して、「Please.(プリーズ)」と言えばOK。

通信手段の確保(SIMカードの入手)

自分はSIMフリーのスマートフォンを使用しているので、香港用のSIMカードも利用できるのです。両替所の隣に通信会社「中国移動」があったので入り「SIM Card Please.(SIMカード、プリーズ)」と言ったのですが、売切れという返事。続けて(英語で)「あっちのセブンイレブンにあるよ。」と教えてくれたのです。

セブンイレブンのレジで、68香港ドル(約1,000円)払ってSIMカードを入手。身分証明などは必要なかった。おそらく香港専用と思われるため、香港とマカオの両方で使いたい場合は別のカードを買う必要があると思われます。

自分でスマートフォンのSIMカードを差し替えたら、画面左上の携帯電話会社の名称がCMHK(おそらくChina Mobile Hong Kong の略)になり、インターネット検索やGoogle Mapが利用できる状態になったのです。これで迷子になる心配もないのです。なお、時計も自動的に香港の時刻になったのです。

オクトパス(OCTOPUS 八達通)の入手

香港で電車・バスを利用するには、ICカード「オクトパス(OCTOPUS 八達通)」があると、小銭の心配がなく便利なのです。というわけで、空港から市内への特急列車乗場の手前にある電車の案内所で、オクトパスを入手したのです。

  1. 自分:オクトパスプリーズ(Octopus please.)
  2. 相手:150香港ドルだという英語とともに、メニューを見せる(150香港ドルの内訳が、デポジット50+利用額100という説明が書いてある)。
  3. 自分:モアワンハンドレッドダラー(More 100 dollar.)
  4. 相手:それなら250香港ドルね、という英語の説明。

という会話で、250香港ドル(約3,600円)を払い、200香港ドル分の利用ができるICカード「オクトパス」を入手したのです。

この時点で時刻は(現地時刻の)夜11時頃。飛行機が着陸してから約1時間(機内から空港内へ入ってから約40分)ほど。空港でのいろいろな手続きは、意外に短時間で済んだのです。