香港旅行で観光客が訪れるエリアは、主に九龍と香港島になるのです。間に海がありますが、海底トンネルのおかげでバス・タクシー・地下鉄で気軽に行き来できるのです。また、フェリーも運航されているのです。
その中でも自分は、人力車バスという観光客向けのオープントップバスと、地元民の足である格安なスターフェリーを利用してみたのです。
香港島や九龍エリアの観光地をぐるぐる巡回する観光客向けのバスです。2階建で屋根がないオープントップバスで、車体側面に人力車のイラストが描かれています。(運賃が高い以外は)普通の市内バスと同じ扱いで運行されており、予約等は不要で、バス停から乗車できます。
中環(セントラル)から乗車する場合は、スターフェリー乗場隣接のバス乗場から発車します。始発地で、バスは早めに待機していますので見つけやすい(下の写真)。
途中のバス停から乗車する場合は、薄紫の看板に人力車のロゴマーク、「人力車観光巴士 Rickshaw Sightseeing Bus」の表示や「H1、H1A、H2」の系統番号が目印です。乗場に係員はいませんので早めに行って乗場を探しましょう(下の写真、このバス停は朝~夕のH1系統のみ利用可能で、夜間コースのH2系統は通らない)。
九龍エリアのペニンシュラホテルから人力車バスに乗車する場合は、(夜間に)ホテルの裏に並んでいるツアーのバスとは乗場が異なるので注意。
香港の普通の路線バス同様、乗車するときにちょうどの金額を運賃箱に投入します。自分はICカード「オクトパス」をタッチして乗車しました。
乗車後は階段を2階に上がりましょう。屋根のない開放的なシートが並びます。
2階の前方の2~3列は屋根があります(下の写真)。雨が降ったらここに座るか、1階の席へ避難。
降りるバス停が近づいたら降車ボタンを押して1階へ移動します。終点より手前で降りたい場合は、降りそびれないように注意。
視点が高い2階で、バスが動くにつれて移り変わる景色を見上げるは楽しい。
香港島と九龍半島の間は、海底トンネルをくぐる体験ができます。
狭い道をグイグイ進むときはジェットコースターのような迫力が楽しめます。下の写真は夜に乗車したもの(夜景が楽しめます!)。夜は各旅行会社が(ガイド付で3,700円程度からの)ツアーを運行しているためか、人力車バスの利用者が昼より少なく、自分が乗った時はほぼ貸切状態でした。
中環(セントラル)のスターフェリー乗場に到着し、ソフトクリームを食べた。
九龍エリアと香港島の間には、スターフェリーが運航されています。ほぼ待たずに乗れたので、便数は多い模様。九龍側は1箇所(尖沙咀)、香港島側は2箇所(中環と湾仔)に乗場があります。
案内板や地図を頼りに探せばすぐに見つかります。
自販機できっぷ(トークン)を購入してから改札を通る仕組のようです。自分はICカード「オクトパス」だったので、トークンは購入せず、改札でタッチするだけでした。
自分は2階席に乗船しました。船内は広く開放的。
座席にはスターフェリーだから星の模様があります。背もたれの向きは変えることができます。
海上から、両岸の都会の景色を見ることができ、観光気分が盛り上がります。下の写真は1枚目が昼、2枚目が夜に乗船した際の車窓です。
自分が乗船したときは土曜日で観光客が多く、船内を歩き回って九龍側と香港島側の両方の写真を撮る人がたくさんいましたが、乗客数に対して船内が広いので迷惑にはなりません。一緒になってはしゃいで楽しむのがよい。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿保なら踊らにゃそんそん」ってやつです。
ただし平日の朝夕は通勤利用が多いと思われるので(←時刻表の便数から想像)、景色の写真を撮りまくりたい場合は通勤時間を避けた方がよいかもしれません。